増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-4 増田足 概要夕刊】
『反落。動意に乏しく、上値下値は限定的。』
日経平均は13円安の9,901円で引けた。
今朝は特段の材料もなかったことから、寄り付きは昨日の終値近辺で始まった。
菅財務大臣の首相就任への思惑(円安期待)から、前場中頃にかけて10,000円の大台を視野に入れる場面もあったが、きのう大幅上昇した後だけに、前引けにかけて下げに転じた。
アジア株の堅調を追い風に、後場寄りはプラスで始まったが、その後は円安一服から手仕舞いが嵩んで、再び下げに転じた。
不動産・情報通信といった内需系業種をはじめ、鉄鋼・繊維もさえず、値下がり銘柄数は730を数えた。
一方、市況関連の一角(石油・鉱業)などが小高く、値上がり数は778と、上げ下げ拮抗している。
13時以降は、今晩の米雇用統計や欧米市場の動向、更に菅内閣組閣への見極めから売り買いともに手控えられ、動意薄の展開に終始した。
出来高は17億6000万株、売買代金は1兆2000億円と盛り上がりに欠いた。
指数の週足は、日経平均・TOPIXともに下降トレンドにあり(日経平均はオールブルーへ)、その中で3週影足ははらんで先読みもピンクと、来週あたりはそろそろ目先下げ一服となるか。
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