『反落。祝日・クリスマスを控え手仕舞い優勢。値下がり数は1000を超える。』
日経平均は24円安の10,3346円で引けた。
昨日来、アジア・欧州・米国と株高の流れが続いていたものの、8時45分にスタートしたシンガポール市場(日経先物)の伸び悩みを見て、寄りは予想に反し小安く始まった。
ここ戻りの続いた周辺銘柄を中心に幅広く利食いが出て、小安い水準で揉み合った。
前場中頃、下値の堅さから先物に仕掛け的な大口買いが入り、12/10(メジャーSQ日)の寄り値(10,373円)を一時上抜ける場面もあったが、その後は利食いに押された。
昼間のバスケット取引は買い決め優勢と伝わったものの(約580億円成立)、相場への効果は限定的で、後場からも小高い水準での上げ下げにとどまった。
精密・機械といった輸出関連や空運、サービスが安く、値下がり銘柄数は1001と、時間の経過とともに増えた。
一方、不動産やその他金融・証券・銀行といった内需系が高く、市況関連(非鉄)の一角も確りで、値上がり数は504であった。
明日からの祝日・クリスマスを前に、後場中頃から手仕舞い優勢で再びマイナスに転じ、引けにかけて下げ幅を広げた。
出来高は19億3000万株、売買代金は1兆3000億円とそろって増えている。
指数の日足はオールピンク・先読みピンクと引き続き強いが、3日影足ははらんで上値(戻り)は重くなっている。
また、右欄の6色分布図でも、上昇波動の銘柄数が減少気味で、増田レシオもやや右肩下がりと、市場のセンチメントの盛り上がりは一服となっている。