NYダウ 11,499 (+41)
ナスダック 2,637 (+20)
為替 84円/ドル
CME 10,335
(大証比+35)
原油(WTI) 87.70 (−0.92)
『米国株式はNYダウ、ナスダックともに反発。米経済指標の改善を好感。』
この日に発表された複数の米経済指標(=週間毎の新規失業保険申請件数、11月住宅着工件数
他)が市場予想よりも良かったことや、有力企業からの好業績見通しを好感して買い優勢の展開となった。
大型優良株は総じて小高く、輸送、通信、バイオ、コンピュータ・半導体関連が買われ、一方、産金株が小安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,335円と昨日の大証より35円高く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちとなっている。
為替は、1ドル=84円(多少円高)、1ユーロ=111円台前半(多少円高)で推移している。
週末の東京は小確り(=小幅続伸)の展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1060万株、買いが1920万株で、860万株の買い越しに転じている。)
米株続伸、CME高と今朝の相場環境はまずまず良いことから、朝方は全般に小高いスタートが想定される。
なかでも、ここ動きの出てきたメガバンク株や、ナスダック高を背景とした半導体・電子部材関連の戻りに注目したい。
一方、海外商品市況が全般に下げている影響で、今週上げの目立った鉱業・石油など、市況関連は手仕舞いに押される流れか。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともにオールピンクと戻りを試しており、右欄のTOPIX6色分布図(TOPIXレシオ)も増加傾向を維持していることから、出遅れ銘柄を中心に押し目買いスタンス継続と考えられる。