増田足 チャート分析ソフト【 2010-12-16 増田足 概要夕刊】
NYダウ 11,457 (−19)
ナスダック 2,617 (−10)
為替 84円25銭/ドル
CME 10,330
(大証比+30)
原油(WTI) 88.62 (+0.34)
『米国株式は反落。NYダウは年初来高値更新の後、終盤売り優勢に。』
米経済指標(=12月NY連銀製造業景況指数、11月鉱工業生産)の結果が予想より良かったことを好感し、買いが先行したものの、前日までの上昇への反動もあって、上値では利益確定の売りが出て、引けにかけマイナスに転じた。
大型優良株は全般小安く、石油・産金株や金融関連、不動産などの下げが目立った一方、バイオ・ヘルスケアの一角が確りだった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,330円で、きのうの大証より30円高く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまち。
為替は、米金利上昇の影響でドルが買われ、1ドル=84円台前半で円安気味に動いている。
東京は、小確りの相場展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1790万株、買いが1640万株で、150万株の売り越しに転じている。)
米国株は小安かったものの、CME高、円安と今朝の相場環境はまずまずであることから、寄り付きは買いやや優勢のスタートが予想される。
自動車など輸出関連に買いが見込まれるほか、食料品や通信など出遅れの内需関連に見直し買いが想定される。
また、個人投資家を中心に中小型株への循環物色が続くと思われる一方、商品市況安の影響で、資源関連は上値の重たさを示すと思われる。
ここ、短期的な過熱感を警戒する向きもあり、新たな手掛かり材料にも乏しいことから、上値を追うまでの流れにはなりにくいか。
日経の日足は、オールピンク・先読みもピンクと順調で、右欄6色分布図や増田レシオを見ても、市場のセンチメントは良好なことから、引き続き波動のよい銘柄への「押し目買い」方針でよいと判断する。
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