NYダウ 11,410 (+40)
ナスダック 2,637 (+21)
為替 83円95銭/ドル
CME 10,200
(大証比−10)
原油(WTI) 87.79 (−0.58)
『先週末の米国株式は小幅に上昇。NYダウは1ヶ月ぶり、ナスダックは3年ぶりの高値。』
10月貿易赤字幅が減少したほか、12月ミシガン大学消費者態度指数が予想以上の改善を示し、景気が順調に回復するとの期待感から買い優勢の展開となった。
大型優良株は全般小高く、金融関連、ヘルスケア、バイオが高かった一方、半導体関連がややが軟調だった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,200円で、先週末の大証より10円安く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまち。
為替は、1ドル=83円台後半で落ち着いている。
週明けの東京は、小確りの相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1020万株、買いが1580万株で、560万株の買い越しになっている。)
米国株やCME・ADRは小動きで、明確な方向性を示す材料がないことから、寄り付きは先週末の終値付近でのスタートとなりそう。
先週末のメジャーSQは思わぬ高値で(10,420円)、全般は利益確定の売りも想定されるが、年初来高値圏にある米国株などに比べ出遅れている日本株への海外勢の投資意欲は続いており、個人も押し目買い意欲が強い。
12月日銀短観や、14日のFOMCのほか、中国の利上げなど各国の金融政策を意識しつつも底堅く推移すると思われる。
主力の輸出関連や金融関連は積極的には仕掛け難いなか、物色の矛先は、中小型株物色で循環物色の流れが続くと思われる。
日経の日足は、オールピンクも先読みはブルーと上値の重さを示している一方、右欄6色分布図や増田レシオでは、市場のセンチメントは良好なことから、引き続き波動のよい銘柄への押し目買い方針で臨みたい。