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増田足 チャート分析ソフト【 2010-12-01 増田足 概要朝刊】 NYダウ 11,006 (−46) ナスダック 2,498 (−27) 為替 83円70銭/ドル CME 9,935 (大証比−15) 原油(WTI) 84.11 (−1.62) 『米国市場は3日続落。引き続き欧州問題が相場の重石。』 ここ欧州財政問題が注目を集める中、米格付け機関(S&P)がポルトガルへの格下げを検討中と伝わった影響から、売り優勢の展開になった。 また、中国における金融引き締め懸念も相場の重石になった。 大型優良株は全般に小安く、石油、コンピュータ、バイオ、通信、銀行が売られ、一方、産金株が小高い。 シカゴで取引されている日経平均先物(12月物)は9,935円と昨日の大証より15円安く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面安となっている。 為替は、1ドル=83円台後半、1ユーロ=108円台半ばへといずれも円高に振れている。 東京は調整含みの展開(=続落)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1680万株、買いが1770万株で、90万株の買い越しとなっている。) 欧州不安をきっかけに米株市場が連日下げ、CME・ADR安、円高と、今朝はマイナス材料が揃ったことから、朝方は全般に売り優勢で始まると思われる。 急激なユーロ安の影響で、昨日と同様、精密・自動車セクターに手仕舞いが予想されるほか、中国での金融引き締め観測の余波で中国関連にも短期筋の利食いが嵩むと見られる。 本日から名実とも師走相場入りとなるが、ここにわかな外部環境の悪化から、市場参加者の動きは総じて鈍いと想定される。 主力株は手掛けづらい中、物色の矛先は、「インフルエンザ関連」・「ノロウイルス関連(臨床検査ほか)」といったテーマ性が中心か。 日経・TOPIXの日足は、上昇トレンドながら3日足・先読みブルーで「目先、押し」の読みとなっていることや、今朝の相場環境を踏まえ、ここは押し目買いのタイミング待ちの場面と判断される。
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