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増田足 チャート分析ソフト【 2010-10-04 増田足 概要夕刊】 『小戻し。円高一服や値頃感から買い戻しが入る。』 日経平均は35円安の9,404円で引けた。 米株続落の影響は小さく、昨日の急落への反動から朝方は意外に高く始まった。 米経済指標の改善や円高一服を背景に輸出関連の一角が買われ、一方、欧州金融不安の燻りからメガバンクはあいかわらず軟調が目立った。 前場中頃、下値の堅さから100円以上戻す場面もあったが、週末の接近を控えて一段と買い進む動きはなく、前引けにかけて伸び悩んだ。 中国市場の休場で材料も乏しく(国慶節)、後場寄りは穏やかにスタートした。 13時前、先物への大口売りでいったん下げに転じたものの、下値では買い戻しが入り、再び右肩上がりで推移した。 追加的な金融緩和策への思惑から不動産が高く、薬品・電力ガスといったディフェンシブ系も確り。また、朝方弱かったメガバンクも持ち直して、値上がり数は525。 一方、ここ短期筋の人気を集めていた低位材料株に手仕舞いが嵩み、市況関連(海運・非鉄・鉄鋼)も総じて弱く、値下がり銘柄数は996と値上がり数を大幅に上回った。 後場中頃からは先物主導で波乱含みの上げ下げとなり、最後は失速気味に終わった。 出来高は20億9000万株と金融株を中心にふくらみ(連日、20億株台)、売買代金は1兆3000億円とまずまず出来ている。 ここで指数の週足を見ると、日経平均は3週足が引き続きピンクで、13週足も4ヵ月半ぶりにピンクに変わったものの、来週の先読みはブルーで「目先戻り一服」の予想。また、TOPIXは金融セクターのもたつきの影響からオールブルー・先読みブルーとさえない。 また、右欄の6色分布図(週足)においても、両指数そろってほぼ横バイ状態で、週足から見た市場センチメントの改善はひと休みしている。 来週は日経平均13週足の連続ピンクが成るかどうかに注目(10/8 9,585円以上)。
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