増田足 チャート分析【 2009-8-24 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,490円近辺で取引されている。
NYダウ 9,505 (+155) ナスダック 2,020 (+31) 為替 94円35銭/ドル
CME 10,530 (大証比+250) 原油(WTI) 73.89 (+0.98)
『米国株式は4日続伸。NYダウ・ナスダックともに年初来高値を更新した。』
7月の米中古住宅販売件数が市場予想を大幅に上回ったことや原油高などを好感して買い優勢の展開となった。
バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長が足元の景気に対して楽観的な見方を示したことも相場を後押しした。
大型優良株は全面高で、石油・エネルギーセクターが相場を牽引し、銀行・保険、運輸をはじめ全面高商状となった。
シカゴで取引されている日経平均先物(9月物)は、10,530円と先週末の大証より250円高く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面高だった。
為替は、1ドル=94円台前半へと円高一服(円安)の動きになっている。
週明けの東京は反発が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1000万株、買いが1720万株で、720万株の買い越しになっている。)
米国株やCME・ADRがいずれも高く、為替も円安ぎみに動いていることから、朝方は先物や主力銘柄を中心として買い優勢のスタートが予想される。
特に原油価格高を背景に資源・エネルギー関連に買い戻しが想定されるほか、米金融株高を受けて銀行・保険・証券にも見直し買いが見込まれ、ハイテク株など主力銘柄にも物色の矛先が向かいそう。
また、今週末に迫った衆院選の世論調査によると民主党圧勝の流れとなっており、16年ぶりの政権交代となればインパクトも大きく、民主党政策関連銘柄にも注目したい。
気懸かりは新型インフルエンザの感染拡大で、徐々に実体経済への影響も出始めていると言われ、相場の足を引っ張りかねないため注意が必要か。
指数の日足を見ると、日経・TOPIXそろって3日足ブルー、先読みはピンクと、目先下げ止まりを示しているが、週足(3週足)の先読みはブルーで調整含みとなっている。
上欄の6色分布図でも市場のセンチメントは後退していることから、ここは高値に飛びつかず、ポジションを見直す場面と判断する
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