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増田足 チャート分析ソフト【 2010-5-27 増田足 概要朝刊】 NYダウ 9, 974 (−69) ナスダック 2, 195 (−15) 為替 89円95銭/ドル CME 9, 420 (大証比−70) 原油(WTI) 71.51 (+2.76) 『米国株式は続落。NYダウは終値で1万ドルの大台割れ。』 長期化の様相を見せている欧州財政問題。今度は、中国がユーロ加盟国の国債購入を減らしてゆく可能性があると報じられ、これをきっかけに、ユーロ安、株安へと連鎖した。 OECD(経済協力開発機構)が2010年の実質経済成長率の見通しを引き上げ、また、4月米新築住宅販売件数も予想より良い内容だったが、引けにかけ急落しマイナスに沈んだ。 大型優良株は高安まちまちで、金融株やコンピュータ、バイオ関連が売られた一方、石油、輸送株の一角は値を保った。 シカゴで取引されている日経平均先物(6月物)は9,420円で、きのうの大証より70円安く、ADR(米国上場の日本株)も全般小安いものが多い。 為替は、1ドル=89円台後半、1ユーロ=109円台半ばへと、再び円高が進行している。 東京は調整(=続落)相場が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1720万株、買いが1710万株で、10万株の小幅売り越しになっている。) 米国株やCME・ADRは揃って軟調で、寄り付きは先物や主力株を中心に、売り優勢のスタートが予想される。 とりわけユーロ安が収まらず、電機・自動車・精密など輸出関連への売り先行が見込まれ、さらに銀行・証券・保険など金融関連や市況関連の一角(海運・鉄鋼など)も弱含みが考えられる。 またアジアでは、朝鮮半島の地政学リスクなど外部不透明要因が多く、相場を牽引するような目新しい買い手掛かり材料が見当たらない。
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