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増田足 チャート分析ソフト【 2010-5-24 増田足 概要夕刊】 『高安まちまち。日経平均は4日続落で年初来安値を更新、一方、TOPIXは7日ぶりに小反発。』 日経平均は26円安の9,758円で引けた。(TOPIXは1ポイント高の880ポイント) 先週末の米国株式は4日ぶりの反発で、東京も買戻し優勢のスタートが期待されたが、寄り前に出た外国人投資家による大口売り観測を嫌気して、一転小安く始まった。 1ドル=89円台後半、1ユーロ=112円台前半へと円高気味に動いたことも投資家心理の重石となり、下げ幅を広げる展開となった。 一時は9,700円をも割り込む場面もあったが、その後スタートしたアジア株が小高く寄り付いていたため、前引けにかけて、紙・パルプなど円高メリット株を中心にやや下げ渋りを見せた。 昼間のバスケット取引は、やや買い決め優勢(215億円成立)と伝わり、中国・上海株が上げ幅を拡大していたことも支援材料に、後場に入ると更に下げ幅を縮小、一時はプラスに転じる場面もあった。 ただ、円高や、米中戦略・経済対話の行方、また韓国大統領が「北朝鮮との貿易を停止する」と伝わるなど、地政学リスクも警戒され、戻りのエネルギーは極端に鈍かった。 上値の重さが意識されると、買い手控えムードも強まり、後場中頃から先週末の終値をやや下回る水準で膠着感を強めた。 個別では、株式相場低迷で保険・証券など金融関連の下げが目立ち、水産・倉庫・電気ガスなど内需の一角も売られ、値下がりは758銘柄。 一方、石油・海運・鉄鋼など市況関連や、メガバンクの一角が指数を支え、値上がりは781銘柄、値下がり銘柄数を若干上回った。 引けにかけても投資家のリスク回避姿勢が続き、買い優勢に転じることはなかった。 出来高は22億株、売買代金は1兆5000億円で、先週末に比べると減少気味。
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