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増田足 チャート分析ソフト【 2010-5-17 増田足 概要朝刊】 NYダウ 10, 620 (−162) ナスダック 2, 346 (−48) 為替 92円40銭/ドル CME 10, 300 (大証比−150) 原油(WTI) 71.61 (−2.79) 『先週末の米国株式は大幅続落。欧州債務問題が依然くすぶり続ける。』 欧州株式が大幅下落していたことやユーロ安を嫌気して終日売り優勢で下値模索の展開となった。 消費者のマインドを探る指標である5月ミシガン大学消費者信頼感指数(=米消費者信頼感指数に先行して発表)の結果が予想を下回ったことも投資家心理を冷やした。 大型優良株は全面安商状で、不動産、銀行、半導体などの下げが目立った。 シカゴで取引されている日経平均先物(6月物)は10,300円で、先週末の大証より150円安く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面安だった。 為替は、1ドル=92円台半ばでやや円高気味に推移している。 週明けの東京は調整(=続落)が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1230万株、買いが1550万株で、320万株の小幅買い越しに転じている。) 米国株やCME・ADRは揃って安く、為替も円高と今朝の相場環境はいずれも良くないことから、寄り付きは先物や主力株を中心に売り先行のスタートが予想される。 先週末に引き続き、電機・自動車・精密など輸出関連への手仕舞い売りが想定されるほか、金融関連や資源エネルギー関連など幅広い業種に売りが広がると考えられる。 8,000憶円のファイナンスを決めた「みずほFG」がADRで値上がりしており注目されるが、大型増資は全体相場の地合いを悪化させる可能性がある。 なお、3月期の決算発表は先週末でほぼ一巡し、国内企業の業績は概ね予想通り良く、物色の矛先は本日も、好決算発表銘柄に限定されそう。 指数の日足を見ると、トレンドを示す25日足がブルー(下降)のなか、3日足や先読みはピンクとなったが、先読みに反してブルーになっても何ら不思議でない株価位置にある。 右欄6色分布図でも、底打ち感は出つつあるも、上昇波動はTOPIXでおよそ3割、日経に至っては2割を下回る水準で、市場のセンチメントに勢いはまだ感じらないため、ここは買い見送りの場面と判断する
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