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増田足 チャート分析ソフト【 2010-5-17 増田足 概要夕刊】 『大幅続落。下げ幅300円超まで拡大場面も。』 日経平均は227円安の10,235円で引けた。 先週末の欧米株式は欧州不安再燃で大幅安。更に、円がドルやユーロに対して高くなっていたことも嫌気され、寄り付きから全面売り先行のスタートとなった。 寄り前発表の3月機械受注統計(前月比5.4%増)は、事前予想通り比較的良い内容だったが、買い手掛かり材料にはならなかった。 1ユーロ=120円どころを想定する日本企業が多いなか、1ユーロ=113円台まで円高が進み、採算悪化を懸念して欧州売り上げ比率の高い輸出関連株を中心に手仕舞い売りが広がった。 昼間のバスケット取引は、やや買い決め優勢(162億円成立)と伝わったが、中国の金融引き締め懸念を背景に、アジア株が軒並み売られていたことから、後場に入ると更に下げ幅を拡大させた。 1ユーロ=112円台半ばへ一段と円高が進んだことで投資家心理は冷え込み、自律反発狙いの買いも入らず、日経平均は13時頃、一時10,200円割れとなる場面もあった。 その後、やや下げ渋りを見せたが、10,200円台に乗せるのが精一杯で、前引け値を回復することすらなかった。 個別では精密・電機(輸出関連)や、銀行・証券・その他金融(金融関連)が売られ指数を押し下げたほか、鉱業・商社・海運など市況関連も安く、値下がりは31業種、1436銘柄と全面安商状となった。 一方、先週末に好決算を発表した個別銘柄が散発的に買われ、電気・ガス、情報・通信(内需関連)の一角が何とかプラスで、値上がりは201銘柄に留まった。 引けにかけては今夜のユーロ圏財務相会議の行方を見極めたいとのムードから、安値圏で膠着感を強めたまま大引けを迎えた。 出来高は26億1000万株、売買代金は1兆8000億円で、先週末とほぼ同じ。 指数の日足は、両指数そろって先読みに反して3日足はブルー、明日の先読みもブルーと、目先「下げ」のエネルギーが強い。
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