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増田足 チャート分析ソフト【 2010-5-06 増田足 概要夕刊】 『大幅反落。今年最大の下げ幅。』 日経平均は362円安の10,695円で引けた。 大型連休中にギリシャをはじめとする欧州の財政信用不安が再燃し、欧米株式が大幅に下落したことを嫌気して、連休明けの東京も寄り付きから全面売り先行のスタートとなった。 1ユーロ=120円台へと円高が進み、主力の輸出関連が下げを主導したほか、市況関連や金融関連の下げが目立った。 中国の金融引き締めへの警戒感もあり、売り一巡後も安値圏で膠着。結局前場は9割を超える銘柄がマイナスに沈んだ。 昼間のバスケット取引は、やや買い決め優勢(298億円成立)と伝わり、後場に入ると企業業績への改善期待から、多少下げ幅を縮小させる場面も見られた。 ただ、買いは単発的だったため上値は重く、再び売り圧力が増すと、前場の安値を下抜けしていった。 欧州売り上げ比率の高い輸出関連(自動車・精密・電機)は軒並み安く、海運・鉄鋼・商社(市況・景気敏感)や、証券・銀行・保険(金融関連)も大きく値を崩し、33業種すべてがマイナス、値下がりは1523銘柄を数えた。 一方、個別の材料株が散発的に買われた程度で、値上がりは135銘柄に留まった。 引けにかけても買い手掛かり材料は見当たらず、10,700円を下回る水準で模様眺めムードの中、本日の取引を終えた。 出来高は25億8000万株、売買代金は2兆円とSQ算出日だった3月12日に次ぐ今年2番目の高水準。 指数の日足は、両指数そろって25日足がブルーに転換し(日経はオールブルー、TOPIXは上昇の崩れC)、明日の先読みもブルーと、目先は「下げ」のエネルギーが強い。
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