増田足 チャート分析【 2010-2-5 増田足 概要朝刊】
NYダウ 10,002 (−268) ナスダック 2,125 (−65) 為替
89円00銭/ドル CME 10,035 (大証比−315) 原油(WTI) 73.14 (−3.84)
『米国市場はNYダウ・ナスダックともに急落。失望の経済指標や欧州発の悪材料を嫌気。』
昨夕以降、ギリシャ・スペイン等の財政悪化を囃して欧州株式が軒並み下げていたことや、この日に発表された新規失業保険申請件数(週間ベース)が弱い内容となった影響で、売り一色の展開になった(NYダウは一時10,000ドル割れ)。
この日は全面安商状で、産金株・石油株をはじめ金融、通信、輸送、コンピュータ・半導体関連の下げが目立っている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,035円ときのうの大証より315円安く、ADRも全面大幅安となっている。
為替は1ドル=88円台後半〜89円台前半へと円高が進行している。
週末の東京は調整(大幅下落)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1890万株、買いが1630万株で、260万株の売り越しに転じている。)
欧米株安、CME・ADRの急落、急激な円高、商品安と、今朝は悪条件がそろったことから、朝方は売り一色のスタートが予想される。
ここ数日、個別株の波動は多少持ち直してきたところへの、今朝の海外株安はきつく、輸出関連株や市況関連などに手仕舞いが嵩んで、指数を押し下げると見られる。
昨日発表の東証・投資主体別売買動向などを見ても、ここにきて外国人投資家は若干ながら売り姿勢に転じているうえに、週末の接近や今晩の米雇用統計待ちとあって、需給環境は悪い。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともに下降・調整気味で「先読みブルー」となっていることもあり、ここは手仕舞えるものは手仕舞い、静観の一日と判断される
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