増田足 チャート分析【 2010-2-2 増田足 概要朝刊】
NYダウ 10,270 (−26) ナスダック 2,190 (ほぼ変らず) 為替
91円00銭/ドル CME 10,440(大証比+20) 原油(WTI) 76.98 (−0.25)
『米国株式はまちまち。景気に対する楽観的なムードが後退 。』
1月の民間調査会社ADPによる全米雇用者数は、懸念したほど悪い内容ではなかったものの、1月のISM非製造業景況感指数が予想よりもやや悪くNYダウは小幅に反落した。
米国でもトヨタのリコールが社会問題化しており、ADR(米国上場の日本株)でトヨタ株は大きく値を下げている。
大型優良株は総じて小安く、商品市況の下落を背景に石油エネルギー関連や産金株のほか、金融セクターが安かった一方、コンピュータ・通信関連の一角は買い戻された。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,440円で、きのうの大証より20円高く、ADRは高安まちまちだった。
為替は、1ドル=91円台へと、円安方向に動いている。
東京は小動きで揉み合いの相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1620万株、買いが2130万株で、510万株の買い越しとなっている。)
米国株・CME・ADRはいずれも小幅な値動きで、今朝の相場環境ははっきりとしないことから、寄り付きは昨日の終値近辺で落ち着いたスタートが予想される。
今日もトヨタをはじめ主力企業の決算発表を控えているため、全体様子見ムードを強める可能性がある。
引き続き、業績上方修正した個別銘柄に買い安心感から物色の矛先が向かいやすい。
一方、金融関連や、商品市況安を背景に資源・エネルギー関連は弱含みが想定される。
指数の日足は、25日足はブルー(下降)のままであるが、3日足ピンク・先読みもピンクと目先「下げ一服から戻り」のエネルギーを示している。
上欄6色分布図でも上昇波動の銘柄数が増え、市場のセンチメントは改善の兆しが出てきたことから、試し玉程度の押し目買いは良い場面と判断する
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