増田足 チャート分析【 2010-2-2 増田足 概要朝刊】
NYダウ 10,185 (+118) ナスダック 2,171 (+24) 為替 90円65銭/ドル
CME 10,285 (大証比+95) 原油(WTI) 74.43 (+1.43)
『週明けの米国市場はNYダウ・ナスダックともにひとまず反発。』
このところの下げによる値頃感に加え、この日の経済指標(ISM製造業景気指数)が市場予想を上回ったことや、石油大手エクソンモービル社からの好決算を手掛かりに買い戻しが先行した。
大型優良株は総じて高く、産金株・石油株の上昇が目立ったほか、コンピュータ・半導体関連や輸送、通信などが戻している。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,285円ときのうの大証より95円高く、ADR(米国上場の日本株)も全面高となっている。
為替は、1ドル=90円台半ばへと円安気味に推移している。
東京は目先下げ一服(小幅高)の展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1530万株、買いが1560万株で、30万株の小幅買い越しに転じている。)
このところ「押し」の傾向が続いていたことや、米株反発・円安・商品高と今朝は好条件が揃ったことから、朝方は先物を中心にひとまず買い戻しが入ると予想される。
個別では、市況関連(鉄鋼・非鉄・商社や石油・鉱業)や輸出関連株が戻りを主導すると見られ、また、既に増額修正・好決算を発表した銘柄も物色されると思われる。
ただ、多くの銘柄が下降転換していることや、主要企業の決算を数多く控えているだけに、なかなか積極的には仕掛けづらい状況。
指数の日足を見ても、両指数ともに25日足はブルーに変わり(下降転換)、3日足ブルー・先読みブルーと足元の基調は依然弱い。
上欄の6色分布図(市場のセンチメント)も崩れが目立つことから、引き続き、買いは慎重に様子見スタンスの場面と考えられる
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