増田足 チャート分析【 2010-2-1 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,215円近辺で取引されている。
NYダウ 10,067 (−53) ナスダック 2,147 (−31) 為替 90円25銭/ドル
CME 10,205(大証比+45) 原油(WTI) 72.89 (−0.75)
『先週末の米国株式は続落。一時100ドル超上昇の場面もあったが、手仕舞い売りに押される 。』
10-12月期米GDP(実質経済成長率=前期比年率+5.7%)が予想より大幅に良かったことを好感して買いが先行した。
ただ、米政府による金融規制強化に対する警戒感や月末と週末が重なったことも相場の重石となり、引けにかけてマイナスに転じた。
大型優良株は総じて小安く、ここ慎重な業績の見通しを示す企業が多い、コンピュータ・半導体などハイテク全般の下げが目立ったほか、商品市況の下落を背景に石油エネルギー関連や産金株が安かった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,205円で、先週末の大証より45円高く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちだった。
為替は、1ドル=90円台前半で、やや円安方向に動いている。
週明けの東京は揉み合い調整含みの相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り2580万株、買いが1560万株で、1020万株の大幅売り越しとなっている。)
米国株安に対してCME・ADRは確り、為替はやや円安と今朝の相場環境ははっきりとしないことから、寄り付きは先週末の終値近辺で小動きのスタートが予想される。
今週決算発表を控える主力の自動車・電機は手がけにくく、商品市況安を受けて資源エネルギー関連は弱含みとなりそう。
特にリコール問題で株価が連日大きく下げているトヨタの決算発表は4日に予定されており、これを見極めてからとの思惑が相場全体の様子見ムードを強める可能性がある。
一方、ここ相場の地合いの悪さから連れ安していた、業績上方修正銘柄や、低位材料株の一角に目先物色の矛先が向かいそう。
指数の日足は、3日足ブルー・先読みもブルーと目先「押し(下げ)」のエネルギーが強く、トレンドを示す25日足もブルー転換が濃厚になってきた。
上欄6色分布図でも、市場のセンチメントは後退していることから、新規の買いは見送り、押し目買いのタイミングをじっくり計る場面と判断する。
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