増田足 チャート分析【 2009-12-30 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,710円近辺で取引されている。
NYダウ 10,545 (−2) ナスダック 2,288 (−3) 為替 92円5銭/ドル CME
10,690 (大証比+40) 原油(WTI) 78.87 (+0.10)
『米国市場は、薄商いの中、NYダウ・ナスダックともに小反落して引けた。」
米住宅価格を示す経済指標が予想通りになった安心感から、終始、買いが先行したものの、さすがにここ6日続伸への警戒感もあって、引けにかけて利食いに押された。
大型優良銘柄は小幅の上げ下げにとどまり、セクター別では輸送株が多少切返した一方、産金株や金融、バイオ、コンピュータが下げている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,690円と昨日の大証より40円高く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちとなっている。
為替市場ではドル買い円売りの流れから1ドル=92円台前半へと円安気味に振れている。
大納会は揉み合いつつも確りとした相場つきが予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1110万株、買いが1120万株で、10万株の小幅買い越しとなっている。)
米国株は小動きに終わり、CME高・円安と今朝の相場環境はまずまず良いことから、朝方は先物を中心に小高く始まると思われる。
特に、ここにきての1ドル=92円台回復は好材料で、自動車をはじめ主要輸出関連株に買い戻しや追随買いが入り、指数を後押しすると思われる(年初来高値更新見通し)。
一方、明日からの4連休を前に、短期筋を中心にひとまず現金化する流れも出ると見られ、指数的には、薄商いの中、小高く揉み合う展開が予想される。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともに3日足・25日足ピンク、先読みピンクと上値慕いの流れが続いており、上欄の6色分布図も「上昇(B)」を中心に少しずつ育ってきている。
ただし、年末年始(4連休)を控えていることから、ここは手を広げず、現在のポジションを維持しながら(株を枕に)、年越しの場面と判断される。
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