増田足 チャート分析【 2009-12-29 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,580円近辺で取引されている。
NYダウ 10,547 (+27) ナスダック 2,291 (+5) 為替 91円65銭/ドル
CME 10,600 (大証比−30) 原油(WTI) 78.77 (+0.72)
『休み明けの米国市場はNYダウ・ナスダックそろって小幅に続伸し、年初来高値を更新。』
年末年始の接近で薄商いのなか、先週末の航空機爆破未遂事件を嫌気した売りと、まずまずの成績の内容となったクリスマス商戦を好感した買いが交錯し、膠着感の強い相場が続いた。
大型優良銘柄は高安まちまちで、通信、バイオ、コンピュータが小高く、石油株も確り。一方、輸送(空運)、銀行や半導体関連がさえなかった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,600円と昨日の大証より30円安く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちとなっている。
為替は引き続き1ドル=91円台半ばで推移している。
東京は揉み合う展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り540万株、買い650万株、差し引き110万株の買い越しとなっている。)
米国株高・商品高(貴金属の上昇)に対し、CME・ADRは今ひとつで、今朝はプラス材料・マイナス材料が入り混じっていることから、朝方はきのうの終値近辺で始まると予想される。
その後も、ここ材料難や年末年始の到来で市場参加者は少なく、「閑散に売りなし」の無風相場が続くと考えられる。
個別では、商品(非鉄・貴金属・穀物相場)の先高観から、市況関連をはじめ関連銘柄への物色が続くと見られる。
また、きのうは短期筋による低位材料株や仕手系銘柄への短期売買(食い散らかし)が目立っており、今日・明日とこの動きは継続すると見られる。
指数の日足は、3日足・25日足ピンク・先読みピンクと戻りのエネルギーを維持し、6色分布図も回復基調をたどっている。
ただ、大型連休間近でもあり、ここは無理せずそろそろ様子見姿勢の時期と判断される。
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