増田足 チャート分析【 2009-12-24 増田足 概要朝刊】
NYダウ 10,466 (+2) ナスダック 2,269 (+17) 為替
91円60銭/ドル CME 10,460(大証比+110) 原油(WTI) 76.67 (+2.27)
『米国株式は4日続伸。ナスダックは年初来高値を連日更新。』
米国株式はクリスマス連休を控え薄商いのなか原油・金など商品市況高を背景に続伸した。
一部ハイテク企業の好決算も相場を後押ししたが、11月米新築住宅販売件数の結果が予想より悪かったことから上値は限られた。
大型優良株は総じて小高く、資源エネルギー株やハイテクなどが高かった一方、住宅関連の値動きが上値を抑えた。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,460円で祝日前の大証より110円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小高い。
為替は、1ドル=91円台半ばへと、円安方向に動いている。
祝日明けの東京は確り(小幅続伸)の相場が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1730万株、買いが2250万株で、520万株の買い越しに転じている。)
米国株やCME・ADRは高く、加えて円安進行を好感して、寄り付きは先物や主力株を中心に買い優勢のスタートが予想される。
円安や米ハイテク株高を背景とした主力の輸出関連(自動車・電機・精密)の戻りや、商品市況高を受けて資源関連への物色も想定され、またネット関連(新興系企業)なども強いと思われる。
ただ、外国人投資家がクリスマス休暇入りとなり、市場参加者の減少から出来高売買代金は細ると予想されるため、買い一巡後は全般的に膠着感の強い展開となりそう。
指数の日足は、トレンドを示す25日は足ピンク、3日足や先読みもピンクで目先上昇のエネルギーは強く、上欄6色分布図(市場のセンチメント)も、日々波動の改善が進んでいるため、個別株の押し目を狙って買いスタンスを心がける場面と判断する。
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