増田足 チャート分析【 2009-12-17 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,240円近辺で取引されている。
NYダウ 10,441 (−11) ナスダック 2,206 (+5) 為替 89円80銭/ドル
CME 10,235(大証比+55) 原油(WTI) 72.66 (+1.97)
『米国株式はまちまち。NYダウは小幅に続落、ナスダックは小幅反発。』
注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)声明は総じて良い内容だったが、長期債金利の上昇を招き、これがNYダウの足かせとなった。
大型優良株は高安まちまちで、金融、半導体、資源などが買われた一方、工業、公益株などはやや弱かった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,235円できのうの大証より55円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小高い。
為替は、1ドル=89円台後半で、やや円安方向に動いている。
東京は確り(続伸)の相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り2030万株、買いが2730万株で、700万株の買い越しとなっている。)
CME・ADRはいずれも小高く、加えて円安と、今朝の相場環境はまずまず良いことから、寄り付きは先物や主力株を中心に買い優勢のスタートが想定される。
昨朝の新BIS規制導入の延期という報道はメガバンクにとっては大きな支援材料で、これが証券など金融関連や株式市場全体に与える効果は大きいと考えられる。
また、円安を背景に主力の輸出関連(自動車・電機・精密)や、商品市況高を受けて資源エネルギー関連も買われると思われる。
一方、内需ディフェンシブ関連の値動きはやや重いか。
指数の日足は、トレンドを示す25日足ピンクに加え、3日足や先読みもピンクと戻りのエネルギーは継続している。
|