増田足 チャート分析ソフト【 2009-12-16 増田足 概要夕刊】
『反発。銀行株の上昇が市場心理を後押し。』
日経平均は93円高の10,177円で引けた。
今朝方のCME・円高一服(89円台半ば)に加え、日経朝刊で「日米欧の銀行監督機関が、銀行の自己資本規制の実施を10年延期した」と報じられたことを受け、朝方は先物や銀行株を中心に買いが集まった。
増資懸念の後退からメガバンク株が急騰したほか、自動車など買われた。
朝方の買いが一巡すると、戻り売りで伸び悩む場面もあったが、全般に底堅く前場は終わった。
後場寄りは、前場のメガバンク株の上値の重さや、アジア株のもたつきが重石となり、上げ幅を縮めて始まった。
ただ、売り方からの買い戻しも継続して入り、下値は限定的であった。
銀行・証券や不動産の上げが目立ち、海運もようやく切り返して、値上がり銘柄数は1170を数え、31業種がプラス。
一方、非鉄・紙パルプといった素材株が小安く、値下がり数は393であった。
14時を回ると、買い戻す動きが一段と加速して、大引けまで上値慕いで推移した。
出来高は27億1000万株、売買代金は1兆5000億円と急激に増えている。
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