増田足 チャート分析【 2009-10-05 増田足 概要朝刊】
【 2009-10-06 】 *シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、9,760円近辺で取引されている。
NYダウ 9,599 (+112)
ナスダック 2,068 (+20)
為替 89円55銭/ドル
CME
9,750 (大証比+70)
原油(WTI) 70.41 (+0.46)
『週明けの米国株式はNYダウ・ナスダックともに反発して引けた。』
ここ連日の下げによる値頃感に加え、有力証券による大手金融機関への投資判断の引き上げを背景に、買い戻し優勢の流れとなった。
また、原油相場が底堅かったことや、この日の経済指標(全米のサービス業の動向を示すISM非製造業景気指数)が予想を上回ったことも相場を下支えした。
大型優良株は揃って高く、産金株や輸送、通信、銀行、保険、半導体関連の上げが目立っている。
シカゴで取引されている日経平均先物(12月物)は、9,750円ときのうの大証より70円高く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面高となっている。
為替は引き続き1ドル=89円台半ばで推移している。
東京は調整下での小戻しが想定される。(寄り前の外国人動向は、売り2430万株、買いが
2280万株で、150万株の小幅売り越しとなっている。)
米国株やCME・ADRが目先下げ止まり、円高も一服していることから、朝方は先物を中心に買いが先行すると予想される。
東京も連日調整が続いていただけに、主力株を中心に買い戻しが入り易い状況で、中でも最近下げのきつかった金融セクター(メガバンク・大手証券)や輸出関連・市況関連(鉄鋼・非鉄)はひとまず下げ止まると見られる。
ただ、相場環境(需給、企業業績、内外景況感)はあいかわらずさえず、目新しい材料や突破口もないことから、ここは調整相場の中での下げ一服と見るべき。
指数の日足を見ても、両指数はそろってオールブルー・先読みブルー・「下降の入り口(D)」と基調は依然弱く、6色分布図もまだ調整含みとなっていることから、引き続き「買い見送り」の状況と考えられる。
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