増田足 チャート分析【 2010-1-22 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,600円近辺で取引されている。
NYダウ 10,389 (−213) ナスダック 2,265 (−25) 為替 90円40銭/ドル
CME 10,600 (大証比−240) 原油(WTI) 76.08 (−1.66)
『米国市場は大幅に続落。新たな金融規制法案が市場を冷やす。』
オバマ大統領が新たな金融規制改革法案を示したことや(銀行によるヘッジファンドへの融資
他)、一部の経済指標が振るわなかった影響から、終日、売り優勢の展開になった。
この日は全面安商状で、資源・エネルギー株をはじめバイオ、保険、通信、コンピュータの下げが目立っている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,600円と、昨日の大証より240円安く、ADR(米国上場の日本株)も全面大幅安となっている。
為替は、1ドル=90円台前半へとドル安円高に振れている。
週末の東京は、一転、調整気味の展開(=反落)が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1650万株、買いが1840万株で、190万株の小幅買い越しとなっている。)
米国株安・円高・商品安と、今朝の相場環境は悪いことから、東京は寄りから先物を中心に幅広く売りが先行すると思われる。
個別では、輸出関連銘柄や市況関連株を中心に手仕舞いが嵩み、指数を押し下げると見られる。
今回のオバマ・ショック(金融規制改革法案)で、今後の資金の流れ(=外国人投資家動向)が読みづらくなり、需給面での期待は薄らいでしまった。
また、明日実施される小沢幹事長への参考人聴取も、市場心理に影を落とすと見られ、終日、さえない展開が続くと予想される。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともに、昨日、上値慕いの流れを取り戻し、上欄の6色分布図(市場センチメント)も底堅いものの、今日の地合いは悪く、様子見の一日と考えられる。
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