増田足 チャート分析【 2010-1-18 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,840円近辺で取引されている。
NYダウ 10,609 (−101) ナスダック 2,288 (−29) 為替 90円80銭/ドル
CME 10,830(大証比−140) 原油(WTI) 78 (−1.39)
『先週末の米国株式は反落。材料出尽くし感から、いったん手仕舞い。』
キング牧師の誕生日(祝日)を含めた3連休を控え、米銀大手JPモルガンの失望の決算に加え、1月ミシガン大学消費者信頼感指数の結果が予想よりも悪かったことから、利益確定の売りが優勢の展開となった。
大型優良株はほぼ全面安で、これまで収益改善への期待から買われていた金融関連が大きく値を下げたほか、原油や金など商品市況の下落を背景に素材やエネルギー関連も安かった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,830円で、先週末の大証より140円安く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面安だった。
為替は、1ドル=90円台後半へと、円高方向に動いている。
週明けの東京は上げ一服(=反落)の相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り910万株、買いが1990万株で、1080万株の買い越しとなっている。)
米国株やCME・ADR安に加えて、為替は円高と今朝の相場環境は総じて良くないことから、寄り付きは先物や国際優良株を中心に売り優勢のスタートが予想される。
主力の輸出関連(自動車・電機)は利益確定の売りが出やすく、金融関連や市況関連なども安いと考えられる。
本日より始まる通常国会を前に、民主党・小沢幹事長の「政治資金問題」も市場心理を冷やす要因になりそう。
また、今週はシティやバンカメほか大手金融や、IBM、グーグル、GMなど米主要企業の決算発表が本格化するため、これを見極めたいとのムードも相場の重石となることが予想される。
指数の日足はオールピンク・先読みもピンクで、目先上昇のエネルギーが強いことを示している。
上欄6色分布図では、まだ過熱感はなく、外国人投資家の日本株買いに引き続き期待がかかる一方、上昇波動の銘柄数が僅かながら減少しており、外部環境も良くないことから、ひとまず今日のところは押し目買いのタイミングを見極めるべく、「様子見の一日」と判断する
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