増田足 チャート分析【 2010-1-12 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,795円近辺で取引されている。
NYダウ 10,663 (+45)
ナスダック 2,312 (−5) 為替 92円20銭/ドル CME 10,845 (大証比+35)
原油(WTI)
82.52 (−0.23)
『週明けの米国市場は、NYダウが続伸しナスダックは小反落して引けた。』
高値警戒感からの利食いが引き続き出ているものの、今週から本格的に始まる企業決算(10−12月期)への期待から押し目買いも入り、底堅く推移した。
また、中国経済の足元の好調から、キャタピラーなどの「中国関連」も買われ、相場を下支えした。
大型優良株は高安まちまちで、資源・エネルギー株やバイオが小高く、一方、銀行、コンピュータ関連が小安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,845円と前週末の大証より35円高く、ADR(米国上場の日本株)は全般に小高く終わっている。
為替は、1ドル=92円台前半へとやや円高に振れている。
三連休明けの東京は、利食いをこなしながら引き続き底堅い展開か。(寄り前の外国人動向は、売り1730万株、買いが2960万株で、1230万株の大幅買い越しとなっている。)
CME・ADR高に貴金属高と、今朝の相場環境は悪くないことから、朝方は先物を中心に先週末の終値近辺か多少高い水準で始まると思われる。
また、先日のミニSQ無事通過や、最近の値保ちの良さによる市場心理の地合いの改善を受け、本日も全般に底堅い値動きが想定される。
個別では、昨日発表された「官民一体のインドネシアの物流・インフラ整備(インドネシア経済回廊構想)」を手掛かりに、プラント関連や商社が注目されるほか、市況関連にも押し目買いが想定される。
一方、JAL株が、一転上場廃止の見通しになった影響で、低位材料株の動きは鈍ると見られる。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともに上値慕いにあり、上欄の6色分布図も更に改善の度合いを増していることから、引き続き「押し目買い」のスタンス維持と考えられる。
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