増田足 チャート分析【 2010-1-07 増田足 概要朝刊】
NYダウ 10,573 (+1) ナスダック 2,301 (−7) 為替 92円35銭/ドル
CME 10,770(大証比+60) 原油(WTI) 83.18 (+1.41)
『米国株式はまちまち。NYダウは小反発、ナスダックは小反落。』
この日発表された経済指標が事前予想の範囲内ということもあり、前日の終値近辺で小動きだった。
FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録は、「超低金利政策の長期化」をうながす良い内容だったが、相場への効果は限られた。
大型優良株は高安まちまちで、商品市況高を背景に資源・エネルギー関連株が買われた一方、コンピュータ・通信関連や金融関連の一角は弱かった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,770円できのうの大証より60円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小高い。
為替は、1ドル=92円台半ばへと、やや円安気味に動いている。
東京は小確りの相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1700万株、買いが1950万株で、250万株の買い越しとなっている。)
CME・ADR高に加え、再び円安気味に振れていることを背景に、寄り付きは先物や国際優良株を中心に買いやや優勢のスタートが予想される。
主力の輸出関連(自動車・電機・精密)は収益改善期待から買われやすいと考えられるほか、連日の商品高を受けて市況関連も強いか。
ただ、あすのミニSQや米雇用統計の発表を控えて、上値を積極的に買い進む動きにはなりにくいと思われ、次第に様子見ムードが強まりそうだ。
指数の日足は、トレンドを示す25日足はピンク、3日足や先読みもピンクと目先上昇のエネルギーは継続している。
上欄6色分布図でも、上昇波動の銘柄数は再び増え、とりわけ「上昇のBパターン」が継続して増加していることから、市場のセンチメントは良く、ここはチャートを吟味して「押し目買い」に徹する場面と判断する。
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