増田足 チャート分析【 2010-1-04 増田足 概要朝刊】
新年明けましておめでとうございます。
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,600円近辺で取引されている。
NYダウ 10,428 (−120) ナスダック 2,269 (−22) 為替
93円00銭/ドル CME 10,615(大証比+75) 原油(WTI) 79.36 (+0.08)
『昨年末の米国株式は大幅反落。ただ2009年通年ではNYダウが約19%高、ナスダックに至っては44%の上昇で締めくくった。』
年末で市場参加者が少ないなか、利益確定の売りが優勢の展開となった。
朝方発表の新規失業保険申請件数が予想よりも良かったことで、利上げ観測への思惑も相場の重石になった。
大型優良株は総じて安く、工業、運輸、コンピュータ、石油のほか金融関連など軒並み売られた。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,615円で昨年末の大証より75円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小高い。
為替は、1ドル=93円台へと米長期金利の上昇を背景にドル高・円安の動きが進んでいる。
大発会の東京は確りの相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り630万株、買いが650万株で、20万株の小幅買い越しとなっている。)
CME・ADR高に加え93円台に突入した円安を背景に、寄り付きは先物や国際優良株を中心に買いやや優勢のスタートが予想される。
年末年始に世界各国で目立った悪いニュースもなく、例年通り大発会の「ご祝儀相場」が期待できそう。
特に、主力の輸出関連(自動車・電機・精密)は収益改善期待から買い戻しが入りやすいと考えられるほか、景気敏感株や市況関連なども買われるか。
気がかりは、本日より東証の新取引システム『アローヘッド』がスタートするため、投資家の対応を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強まることも予想される。。。
|